大我くんとデビュー

2020年1月22日、京本大我くんがSixTONESとしてデビューしました。

発表からデビューまでの約6ヶ月。ホールツアー、アリーナツアー、YouTube更新、テレビ・ラジオ・雑誌などのメディア露出、街中に次々と現れる広告。数ヶ月前じゃ考えられない環境の変化。とても濃い期間でした…

 

そんな中、女性自身(2020年2月4日号)の中で、大我くんがこんな事を言っていたんです。

デビュー曲のレコーディングをしたり、音楽番組に出させてもらったりしているうちに、楽しいって感情が不安に打ち勝った瞬間があって。今はとにかく、デビュー日が待ち遠しくなりました。

これを読んだ時、京本担としてどこかホッとして、シンプルに「良かったなぁ」という気持ちに。1度しかない〝デビュー〟が、大我くんにとって心から楽しめる出来事になったんだな…と感じる事が出来たから、かもしれません。

 

そこで、1大イベントを終えた今、大我くんとデビューについて考えたいと思います。

ただ、大我くんの気持ちは大我くんにしか分かりませんし、そもそもファンが見ているタレントの姿は、彼らのほんの一部でしかないはず。だからこそ、あくまでこれは、何万といる京本担のうちの一人の気持ちだと思っていて下さい。半年の間に起きた出来事とライブやメディアを通して見た大我くんについて感じたことをただ書いていきます。

 

2019年5月

RIDE ON TIMEの取材

エリザベートの稽古期間、デビュー後の変化への不安を述べていた大我くん

「本音ですけど、俺は(デビュー)したくないです、俺は。求められる形が変わっていったりとか、自分たちの知らない自分たちになっていく事が、ちょっと怖い自分がいるんですよね」

「まぁいつもなんか悩んだり、立ち止まる壁にぶつかる度に、6人で解決してきたので、3人とか4人とか5人「デビューしたい」と思ってるなら、俺はついていくし」

デビューを伝えられたのは6月中(仮)とのことなので、この時はまだデビューを知る前(なのかな?)。長い間ジャニーズJr.として、常にどう自分を売るかを考え、努力し、評価してもらってきたからこそ、急に求められる物が増える事への環境の変化が不安だったのかな…と。ジャニーズ・デビューという点を抜きにしても、普通に考えて14年間身を置いた環境からの変化は怖いよなぁ…。

 

2019年8月8日

ジャニーズJr.8.8祭り〜東京ドームから始まる〜

デビュー発表という華々しい出来事にも関わらず、何よりも一緒にやってきたJr.の仲間の事を気にかけた大我くん

その日が近づくうち、今度はだんだんとそのときの状況を思い受けべて苦しくなってた。 とくに俺はTravisJapanに仲がいい人が多いから、仲間の心のケアばかり考えてた。

自分もそういう経験をいっぱいしてきたし、俺としては宮近、七五三掛、松倉はいつメンというかJr.のなかの親友だと思っているから、そいつらとの関係性はこわしたくない。いったいどう振る舞えば今までどおりでいられるだろうと悩んだよ。

ポポロ 2019年11月号

デビュー発表をした東京ドームでは、熱狂という感覚よりも、責任感が強かったですね。10年以上Jr.という籠の中で大切に育ててもらい、外の世界に飛び立つという環境の変化への怯えもありました。僕、弱いから。

anan No.2180

発表の場は、喜びよりも責任が強かったのだそう。それはデビューするという事への責任は勿論、Jr.の仲間や自分たち以外のファンが大勢いる場での振る舞いに対する責任もあったのかもしれません。少なくともこの時点ではまだ、大我くんの中で、デビューに対する不安は拭いきれていなかったのかなぁ…と思ったり、思わなかったり。

 

2019年10月下旬 

デビュー曲Imitation rainのデモテープが届いた頃

だいぶ飛びました。なんてったって、2019年10月23日にスノストで行なった「デビュー日決定!2組で緊急ライブ配信」まで、デビューに関するニュースが出てこなかったんですもの。加えて後々の雑誌インタビューで、初めてデビュー曲を聞いたのが『10月末の早朝、遠征先のホテル』と言っていた為、ここで一区切りにしました。

俺はもうファーストリスニングでもめちゃくちゃ好きで、聴いた瞬間にレコーディングしたい!と思った曲は初めてだったの。でもテープを聴いたその日に、歌いこなせるかどうか別にして早くレコーディングしたかった。最初に聴いたのはツアー中だったんだけど、会場に着くまでずっと聴いたりして、3日間くらい高揚感がおさまらなかった。

仕事としていただいた自分たちの曲をそんなふうに聴いたことなんて俺はあんまりなくて、ここまで一瞬で心つかまれたことはない。素敵な出会いだよ。

STAGE navi vol.38

いろいろ考えていた中で、聴いた瞬間に「これだ!」となったのがデビュー曲でした。「すぐ歌いたい、レコーディングしたい」と秒で思った曲は初めてで、それこそ熱狂しましたね。

anan No.2180

デビュー曲が公になった後の雑誌インタビューでは、毎回のように「早くレコーディングしたいと思った」と言っていた大我くん。Imitation rainの話題になると、発言の回数が増える大我くん。デビューまでの数ヶ月で、気持ちに大きな影響を与えた出会いだったのかもしれません。歌が大好きな大我くんに刺さった一曲なだけだとしても、その一曲に自身のデビューというタイミングで出会えて、本当に良かった。

 

2019年12月20日

Imitation rainのMVを初めて見る大我くん

もうこれは「動画を見てください」の一言に尽きるのですが…目をキラキラさせながら、完成したMVを見る姿が本当に素敵。大好きな人のこんなに嬉しそうな顔を見る事が出来て、本当に恵まれた時代・環境にいるなとしみじみしてしまいます。

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2020年1月4日

TrackONE-IMPACT- 横浜アリーナ初日

ファンの前ではImitation rain初披露だったこの日。メンバーに囲まれながら、Imitation rainのソロパートで涙を流す大我くん。BOSS CAT千秋楽では「次に泣くのはデビューする時」と宣言したそう。デビューが決まってから初めて流す涙が、この日のこのタイミングでした。

京本「デビューが決まった感想を聞かれても、浮かれることなく「スタートラインに立っただけ」って言い続けてきた男たちが、ライブの本編ラストでデビュー曲歌って泣くなんて、ファンからしたらエモかっただろうなー。言ってなかったけど、オレら、デビューをめっちゃ楽しみにしてたんです(笑)」

DUET 3月号

各メディアで「デビューに感極まって涙」と報じられ、アイドル誌でも涙の理由について「Imitation rain前のコメントにやられた…」と話していたけれど、なんとなく、単独で特集されたCLASSYの中のコメントが一番本心に近いのかなと思っています。

「戻れない 時間を振り返る」という歌詞で、Jr.時代が走馬灯のように思い出されて、涙腺を刺激されました。

いい意味でJr.時代の苦しかったことを流せた感覚もありました。

CLASSY 5月号

 

2020年1月7日

TrackONE-IMPACT- 横浜アリーナ最終日

ジャニーズJr.・京本大我として最後のコンサート。Wアンコールで登場してくるなり、照れ臭そうに5人にわがままを言う大我くん

「最後のわがまま言ってもいい?」

「みんなでさ『俺たちがジャニーズJr.』ってやりたい」

「ジャニーズJr.卒業したいと思ってたけど、大切だったじゃん」

「俺が言い出したのに泣いちゃった」


会場全体で「俺たちが〜」とやった後、6人が円陣を組みながら号泣していたとのこと。

ジェシー「慎太郎、肩組みながら、”そりゃ、こうなるよな!やっぱくるよな!”って、めっちゃブサイクな泣き顔で、お父さんみたいな口調で言ってた(笑)」

WINK UP 3月号

あのWアンコールのとき、ステージ上で6人で円陣を組んで、みんなが目を合わせ”ありがとう!”って叫びながら泣いた。もう恥ずかしいくらいワンワン泣いた。

MYOJO 5月号 松村北斗1万字インタビュー

モヤモヤすることもあったけれど、SixTONES/ジャニーズJr.の集大成を見届けるステージがあったこと、SixTONESを支えるスタッフ・ファン・仲間だけが気持ちや時間を共有できる場があったことは、本当に幸せだったなと感じます。

 

2020年1月22日

『Imitation rain』発売

 

2020年1月26日

TrackONE-IMPACT- マリンメッセ福岡

デビュー後初のコンサート。デビューした今を〝幸せ〟と言った大我くん

 

「俺たちは今まで以上に幸せ」

「光を浴びる瞬間、隣にいるのがこの5人で良かった」

 

デビューを目標に日々活動しているジャニーズJr.。

その気持ちは勿論、大我くんも例外ではないだろうし、デビューが決まった事は純粋に嬉しいはず。

でも14年間Jr.として活動する中で、作り上げてきた自分や自分を取り巻く環境・今までの経験を考えると、最初から手放しに喜べる状況では無かったのかなぁ…と。

その上で大我くんにとって Imitation rain という楽曲が、デビューを〝心から幸せ〟なものにした理由の1つなのかもしれない。

そんな事を、ファンが受け取れる限りの情報を見ていて感じました。

 

そして、

2020年8月8日

きょもきょも美術館

デビュー発表からちょうど1年。ブログを更新した大我くん

 

「デビュー後の世界は想像よりも素敵なものだった」

「自分たちの歌が届けられる、たくさんの反応が届く。それだけで満たされている」

 

これから先、何年経っても大我くんの周りには、やりたいこと、守りたいもの、叶えたい夢を大事にできる環境がありますように。

大我くんと音楽が、ずっと良い関係で繋がっていられますように。