【二幕】ちょっと細かいニュージーズ備忘録

ニュージーズ備忘録ブログ後編(二幕)ようやくアップしました。

書くだけ書いて長らく放置していたので、自分でも「こんなことやってたっけ?」と思ったり…(時間かけすぎ)

まだニュージーズの話かよ!もう流星の音色はじまるよ!って感じかとは思いますが…もしよければ読んで懐かしんでみてください。

 

前編(一幕)はこちら!

tigakm.hatenablog.com

 

※一幕同様、ツイートするほどじゃないけど気になっていた細かなこと・忘れたくないシーン・ツボだった箇所などをまとめています
※まぁまぁ長いので、必要とあれば気になるシーンや好きなシーンへ飛んでください
※青字=簡単なあらすじ、黒字=備忘録です

 

Scene1 ジャコビズ・デリ、翌朝

無事、警察官から逃げきったニュージーズたち。行方をくらませるジャックに対して「逃げた」との噂が流れますが、彼らは責めることなく「ジャックは大丈夫!」と信じます。そしてキャサリンとニュージーズ(ジャック・クラッチー除く)による「♪キング・オブ・ニューヨーク(king of New York)」が始まるのでした。

・「酒に溺れかけたけど(危うく値上げに従うところだった…ということかな?)」「助けられたペンひとつで(ストライキの記事で世間の注目を浴び、状況が変わった)」「じゃあ、かんぱ〜〜〜い!!お酒より冷静?に酔うのking of New York(デリで出されるタダのお水で乾杯してる)」ここの小粋で未成年ならではの歌詞がすごく好き!!

・デリのシーン大好きだから、ジャックとクラッチーも参加してTVで披露してほしい……キャサリンの下手っぴなタップを鼻で笑うジャック最高(想像)だし、キャサリンと目くばせしながらステップするジャックも最高(想像)

・大サビ?の横一列でタップするところのブロードウェイ感…!めちゃくちゃテンション上がる

・レースの「One more time〜〜!」をスルーして袖へとはける一部のニュージーズたち(準備があるから仕方ない)に対し、残るニュージーズ数名が「ワン・モア・タイム!!ワン・モア・タイムだよ!!」ってちょっとだけ怒ってたの面白かった

 

Scene2 感化院

スナイダーに捕まったクラッチーが、ジャックに宛てた手紙を読み上げるシーン。

「元気か?俺は大丈夫。昨日は役立たずでごめん」
「飯は悪くない今のところ、だって一度も飯は出たことない!ハハハハッ!……屋上が恋しい…夜空に抱かれ眠るあのペントハウスで、風が涼しい7月でも」
「ピュリツァーは倒せる、そしたらジャック行けるかもしれない一緒に。いつも言ってた…緑あふれる国へビルなんか見えない黄金の馬に乗って…」
「ひとつお願いがある、屋上で言ってたよね家族は支え合うと。仲間に伝えて互いに守り合えと。以上、友達の親友の兄弟のクラッチー」

・これらを歌うように、そして語るように伝える松岡広大さん(一幕ブログに続き、2度目の松岡広大さん呼び)。歌とセリフの境目がフラットで上手だなぁ…と思ってた

・感化院のベッドに寝る子供役がハッキリ分からなかったんだけど、クラッチーの隣で「シー!!」ってやるのは桜一花さんだったような……(!)

 

Scene3 メッダの劇場

行方をくらませたジャックが居たのは、メッダの劇場。NYを離れる前にメッダに頼まれていた絵を描いていました。するとそこへデイヴィ・レス・キャサリンがやってきて、やけにテンションの高いデイヴィ(二幕から急に明るくなり、上まで閉めていたシャツを開け始めます)が、集会を開こうと提案します。一人にしてほしいジャックはイラつき、「自分のせいでこれ以上犠牲者を出したくない」と抵抗。しかしデイヴィの「ここで辞めたら彼(クラッチー)にどんないいことがあるか教えてくれ」という言葉をきっかけに、ストライキの再開を決意するのでした。

・絵を描いている時のジャック、というか京本大我の背中の広さと厚さよ……個人的にこのシーンの衣装が一番グッときました

・デイヴィの独断場「♪何が起きるのか(リプライズ)」。特に弾けていた大阪公演は、公演後にまず流れてくるレポがこのシーンと言っても過言ではなかった記憶(笑)例えるなら、威勢の良いバナナの叩き売り(?)

・「キャ)信念と」「デ)計画と」「レス)ジャックがいる〜(ジャックはここまでずっとポケットに入れていた帽子を被り、腕組みをする)」で4人は横一列に。比較的小柄な3人の中にいるから、背の高さと肩幅の広さが際立ってキュンとする(好き)

・レスの「デートもねっ」で思いがけず目が合い、すぐに逸らすジャックとキャサリンが初心で超かわいい(絶対デートしたいじゃん)

 

Scene4 ピュリツァーのオフィス&地下室、午後

集会を阻止すべく話し合うピュリツァーとスナイダーたちのもとへ、ジャックがやって来ます。ジャックは意気揚々と集会に招待するものの、あっという間に事態は一変。キャサリンがピュリツァーの娘であることが発覚し、裏切られたと落胆します。さらに「ストライキをやめさせ、遠くに行くための列車の切符を受け取るか。感化院に行くか」という選択を迫られ、地下室へと連れて行かれます。古い印刷機に座りうつむくジャック…ポケットに、クラッチーが作ったストライキ用の幕?の端切れが入っていることに気づくと、「(くそ……)」と悔しそうな仕草を見せます。

・伝説(?)の「パァーーン、おっす、揃ってんな〜」。突然のおっすに、毎回「(ジャックやけに陽気だな〜)」と思ってた。でもかわいいよ

・ジャックとピュリツァーが話してる時、ジャックから隠れるように大きな椅子に座ってたキャサリン。どんな表情してるのかずっと気になってたんだけど、見切れ席でも分からなかった…(誰か見てないですか??)

・シーンが転換する直前の「くそっ……」(微かにマイクに入るくらいの声量)が切なくて、切なくて……

 

Scene5 ブルックリン橋&メッダの劇場 夜

ピンチを聞きつけたブルックリンが、力を貸そうと立ち上がります。その他の地域のニュージーズたちも集まり、メッダの劇場で集会がスタート。しかし前に立つべきジャックだけが来ておらず、しぶしぶデイヴィが代わりを務めることに。話が違うと騒ぎになる中、慣れない様子で話し始めます。「我々は新聞にとっていなくてはならない存在だ!」「子供のように扱われてきたけど、これからは違う!」と徐々に賛同を集める中、突如どこからともなく「大人として扱ってほしいのか?」とジャックの声が…!一気に注目を集めたものの、「何度ストライキを繰り返すんだ?」「俺たちがすべきなのは、ストライキ反対に投票することだ」と裏切りともとれる言葉を残し去っていきます。

・地下室での絶望的な状況から「ダダン、ダダン、ダダンダンダンダン♫」で舞台がぐわ〜っと開く→黒ずくめのブルックリンたちが登場…こんなの皆好きじゃん

・ブルックリンたちの歌「生まれた街〜世界一良いところ〜」←わかる「本当かどうか見にこいよ」←わかる「そしたら(そしたら〜)向こう岸に〜蹴っ飛ばす〜」←なんで?!?!

・ジャックがいなくて抗議するスポットコンロンたちに対し、「絶対、くるから!絶対!!」となだめるアルバート…いざジャックが来たら「ほらっ!!」と嬉しそうにぴょんぴょん跳ねるアルバート…愛だよ…

・「大人として扱ってほしいのか?(どこからともなく聞こえてくるジャックの声)」→「えっ!?」「まさか?!」「ジャック?!」の流れが完全にモノマネ番組のご本人登場

・次のシーンでキャサリンが「スペックスが(ペントハウスを)案内してくれた」と言う通り、ちゃんと2人で劇場を後にしてるのがなんか好き。当たり前っちゃ当たり前だけど、なんとなくいつも目で追ってた。そしてスペックスは何者?情報屋?

 

Scene6 屋上、夜

※一幕のScene8同様、思い入れが強すぎて長めです

ペントハウスで待っていたキャサリンとボロボロで帰ってきたジャック。キャサリンは感化院の絵を見て、これまでにジャックが働いた盗みは悪環境で暮らす少年のためだったと気付きます。そして「少年たちのためには牢屋行きをいとわなかった人が、なぜ仲間を裏切るの…?」と劇場での一件を追及するものの、「君に裏切り者なんて言われるとは」とピュリツァーとの関係を盾に言い返されてしまいます。2人はヒートアップし「お前が女じゃなかったら殴ってるところだ」「もし私が男だったら、あなたの目はとっくに腫れ上がってる」と更なる言い合いに。ジャックの「何で殴らないんだ?キツい一発食らわしてみろ」をきっかけに遂に殴りかかる…と思いきや、キャサリンはキスをするのでした…!

・殴りかかろうとするキャサリン(漫画みたいな腕のぶんまわし方)と、「来いよ来いよ」と煽るジャック(最上級にむかつく可愛い表情)の小競り合いが超かわいい。ゆうみキャサリンの気まぐれで口喧嘩の内容が違うのも面白かった

・キスシーンがあるのは幕が開く前から宣言されてたけど、「(ここで来るんか!!)」って観客が息をのんだ日生初日…

・キスをされて「(はぁぁ…)」と後ろへよろめくジャック。その直後、もう一回キスする気満々でキャサリンの頬に向かって手を伸ばしながら2.3歩前に出るも、見事にスルーされててかわいい

 

少し冷静になった2人は本音を打ち明け、お互いがストライキを成功させたいと思っていることを再確認。少年十字軍と称し、働く幼い子供たちに、同等の扱いを受けるよう促すメッセージを発信することに。キャサリンの文章とジャックが描いた絵があれば、ニューヨーク中にストライキを広まると考えました。

・少し前までバチバチオラオラモードだったのに、キスされた途端に上目遣い子犬モードになるジャック。一方のキャサリンは何かが吹っ切れたようにぐいぐい姉さんモードになって、ハキハキ喋り出すの最高(主観)
例えば「キャ)本物のボスは全てを知っている人じゃない。人の意見を聞いて、どれが正しいか判断できる人よ…(無言のジャック)…聞いてるのっ????(小怒)」「ジャ)聞いてるよっ!!」とかね

 

次なる計画に向け、早速動き出そうとするキャサリン。しかし、ジャックはそれを引き止め、ついさっき起こったキスの意味を改めて確認します。

「ジャ)さっきのどういうこと…?俺の勘違い?それとも、ここに何かある…?」「キャ)もちろんよ」「ジャ)簡単に言わないでくれ!俺はバカじゃない、君みたいな女の子が俺と付き合うわけないんだ…!あとで『無かったことにして』っていうなら、始めからやめてほしい」

「ジャ)でも、今ここで君を見てると、明日になったら変わってしまうんじゃないかと怖くなる……もし時を止める方法があるなら俺はそれを掴んで離さない。そうすれば、君をずっと見つめていられる」「キャ)あなたは知らぬ間に私の心に入ってきたわ。ジャックケリー、想像もしてなかった」「ジャ)本当に…?」「キャ)本当よ」

そしてこのまま、「♪信じられるもの」が始まります。

・曲前のやり取りが愛に溢れてて本当に本当に最高。「もし時を止める方法が〜(バックハグ)」→「ジャックケリー、想像も〜(対面に向き直す&ジャックは少し心配そうに上目遣いっぽくキャサリン見る)」

・キャサリンの「想像もしてなかった」の言い方が、どんどん変わってたな〜って印象。前半の公演は、言いながら自覚するような、落ち着きめの「想像もしてなかった…(こんなことってあるんだ…)」。後半の公演は、自分の中での整理は既にできていて、ジャックに伝える意味での「想像もしてなかった!(こんなことあるなんて、びっくりだよね!)」という感じ。後者の場合、キャサリンは後ろ向いたり自由に動きながら言ってた記憶

・キャサリンの「信じられるものがある、あなたと私には」って歌詞を聞いたジャックが、ぱぁ〜〜っと前を向いて目をパチパチさせるのとっても好き…2人の間には「信じられるもの」があると気付いたんだね…よかったねぇ…(涙)

・信じられるものがあると確認した2人。その後にまっすぐ見つめ合って「何を信じてるのか瞳を見れば分かる」って歌うんですよ。ディズニーらしい綺麗な歌詞にドキドキが止まらなかった…

・このシーンと言えば、みんな大好き「♪信じられるもの」間の「ジャ)もしこんな状況じゃなかったら」「キャ)もしあなたがSanta feに行かないのなら」「ジャ)もし君があの人の娘じゃなかったら」「キャ)父のこと、恐れてないんでしょ?本当は」「ジャ)でも、君のことはかなり恐れてるよ」「キャ)もうっ、やめて!」タイム。すーごいブロードウェイっぽいやり取り。最後の「もうやめて」は、髪をわしゃっとする日もあれば肩に手を置く日もあって、この上なく可愛いいちゃつきだった(尊)

・そして何より、大千穐楽のキャサリンの涙声が忘れられない〜……。至近距離で見つめ合う姿、ゆうみさんの震え気味な歌、大我くんのいつも通りの歌……2人の空気感がほんっとうに、ほんっとうに、良かった……

 

Scene7 ピュリツァーの地下室

メッセージの印刷には、ジャックが地下に閉じ込められた際に見つけたピュリツァー宅地下の印刷機を使うことに。キャサリンは鍵を入手し、印刷知識の豊富なトリビューオーナーの息子と印刷の文字を打ち込める新聞王ハーストの息子を招きます。そこへ他のニュージーズたちもやってきて、「♪時は来た」と共に印刷が行われます。

・地下室のシーンが始まる前の、ランプを持ったニュージーズたちが歌う「♪今日こそ(リプライズ)」の安定感すごい

・そして、色々あったけど誰一人としてジャックから離れないし「ジャックが皆を集めてる…!」ってすぐに集まってくれて本当ありがとう(誰?)冗談抜きに、このシーンまで来ると「ニュージーズ」への愛が溢れて各所への感謝が止まらん…

・20年間給料が変わらない支配人?(鍵を管理している人)、シンプルにかわいそう

・著名人の息子を簡単に招くキャサリンはさすがだし、すごい人だと知ったジャック・デイヴィ・レースのびっくり加減が毎回かわいい。しかも日生は後退りしながらのサイレントびっくりだったのに、梅芸からは3人で「ぇえぇぇー!!」って声出すようになっててこちらもビックリ(?)キャスト発案なのか小池先生発案なのか、今からでもいいから教えて?

・地下室へ降りてくるニュージーズたちと目を合わせて拳突き合わせるジャックが、めちゃくちゃリーダー。客席からジャックの表情は見えないけど、他のニュージーズたちがジャックに向ける、まっすぐで熱くて、期待と希望を含んだような視線がすごく好きだった

・「♪時は来た」は一体感のある音の真っ直ぐさにやられてたけど、特に、1番盛り上がる「へ〜んか〜くの時〜は〜きた〜〜(全員が新聞を体の前に広げる)(BW版サントラの03:03〜、Trailerの0:32)」の圧がすごかった。鳥肌立った

・「あ〜たらしい時代が〜狙い定め〜」の「新しい」が、下手から上手へゆ〜っくり顔の向きを変える振り付けになってて、そのときのジャックの表情が本当に本当にカッコいい!!!!!目を細めながら、渋くて良い表情するのよ!!!分からない方は、いくつかのWSに映ってるから機会があればぜひ見てほしい!!!

・「♪時は来た」後の次のシーンに転換する前に、キャサリンが印刷したものを胸に抱きながら上手から下手へ小走りしてて、そんなわけないのに、なぜか毎回「(衣装の裾踏んで転ばないかな…大丈夫かな…」ってちょっと心配だった(分かる人いる??)

 

Scene8 ピュリツァーのオフィス、翌朝

少年十字軍の訴えかけで未成年労働者がこぞってストライキを起こし、街中の機能がストップしてしまったニューヨーク。配られた記事にはピュリツァーによるニュージーズたちへの不当な扱いも書かれていたため、オフィスにはクレームの電話がひっきりなしにかかってきます。そこへ、ジャック・デイヴィ・スポットコンロンが来訪。外もたくさんのニュージーズたちに包囲され、ピュリツァーは絶体絶命のピンチを迎えます。さらに、追い討ちをかけるようにキャサリンと知事もオフィスへ。知事に悪行を咎められ、改めて値上げ問題について話し合うことになります。どうしても卸値を上げたいピュリツァーに対し、ジャックは「値上げ額を半分にし、売れ残った新聞は卸値と同額で買い取ってほしい」と提案。「売れない新聞を大量に持って歩いて余らせたら困る」と渋るピュリツァーでしたが、めげないジャックの「リスクがないなら、少しだけ多く持って売れるかもしれない。そしたらあんたの売り上げも上がるってわけ」という説明に納得し、ニュージーズたちは無事勝利を掴むのでした!

・建物の外を包囲してるニュージーズたちの「♫今日こそ(リプライズ2)」がすごい!!何がすごいって、基本ドラム+ハミングだけなのに、とんでもない音の力強さでしっかりお芝居を支えてるところ。ニュージーズたちのスキルの高さがうかがえるシーンの一つだなって思ってた

・知事を連れてきたとき、両手を広げて「(じゃ〜ん!サプラーイズ!)」ってするキャサリンと、「(ほんと、すげ〜な〜……!)」って笑っちゃうジャック。平和空間すぎる(冷静に、知事とつながってるキャサリンすごいね?!)

・ジャックに「君とは馬車でご一緒したそうな?(感化院を訪問しに来た知事の馬車に乗って逃げたことがある)」とおどけて尋ねる知事さん、寛容で良い大人だなぁ…良い人だ…っていつも思ってた

・ピュリツァーと再度交渉する直前。知事に「目を星に向け、足を地につけよ。君ならできる」と言われた時、「星に向け〜」で上、「地につけよ〜」で下をしっかり見る素直なジャック。なんとなく子供感があってかわいかった。

・ジャックのピュリツァー物真似(?)「ずぇ〜いんが納得する………妥結点だぁ〜〜」無邪気でかわいい。言い終わった後にしばらく決めポーズのままストップしてるのもかわいい(確か、右手は腰&左手は人差し指だけを立て、脇を開いて上を指すポーズ)(伝わってる?)

 

Scene9 ニュージー・スクエア

ジャックの「ニュージーズたち、勝利だ〜〜〜〜!!!!」を皮切りに、ニュージーズ、知事、キャサリン、メッダなどなど、ほぼ全員がニュージー・スクエアに大集合。さらにジャックの絵をきっかけに、感化院の閉鎖が決まったとの知らせも。クラッチーは無事皆のもとへ戻ることができ、虐待をしていたスナイダーも警察に連行されていきます。

・「俺の特別な友人を紹介させてくれ、ルーズベルト知事」←距離感の詰め方と言い回しがめちゃくちゃアメリ

クラッチーが「(スナイダーに手錠をかけるのを)俺にやらせてくれませんか?」って聞いたときの、知事のおどけた「どうぞっ!(小声)」がお茶目、ほ〜んと良い人

 

そして、すべてが解決したことを見届けたジャックは、一度「旅に出ます!」と宣言するものの、キャサリンの「あなたはもう一枚、エースのカードを持ってる!…私よ…!どこへ行こうと、私はあなたの側にいる」を聞き、周りにいるニュージーズたちを見渡し、新聞売りを続けると決心。日常が戻り、物語は終わります。

クラッチーが帰ってきたのが嬉しくてたまらないレス(ペンギンみたいにクラッチーの足にまとわりつく)と、それに嫉妬するデイヴィ(ちょっと怒ってる)と、レスとデイヴィの愛を丸っと受け止めるクラッチー(2人まとめてぎゅっとする)。ちょうどジャックとキャサリンが良い感じになってる最中だから日生前半では気付かなかったけど、レポで可愛いことしてるのを知ってから、ちょこちょこ目で追っちゃってた

・「エースのカードを持ってる!…私よ!」と言えちゃうキャサリンの強さ…!でも「私よ」って言う時に、若干の不安げな表情も混じってて「(勇気出したんだね〜…)」って微笑ましく思ってた

・そして、キャサリンが「どこへ行こうと、私はあなたの側にいる」と言った後、「本当に?」「本当よ」ってペントハウスのシーンと同じ掛け合いをする2人。ジャックに対して二度もまっすぐな想いを伝えるキャサリンの愛の深さよ……

・もちろんキャサリンからの愛を受けたジャックの返しも大好き…「瞼を閉じれば夢は見れるさ、幻でできた世界を。ついに目をあけると見慣れた景色。それで良い、君がいれば〜♫」これを穏やかな、良い意味で力の抜けた表情でこれを歌うんだもん…ほんの数分前まで旅に出ようとしてたのにね…キャサリンの影響力ハンパない(小声)
ちなみに観ていない方に説明すると、この一節の後にジャックからキス→レスが「みんな〜〜!」とニュージーズたちに教える→「おーい!!!」と周りに集まる…っていう流れがあります(ニュージーズのうち数人は、本気でキャサリン狙ってたな?ってくらい怒ってて面白い)

・king of New Yorkに合わせてジャックとキャサリンが踊る前、ジャックが新聞を投げる→バトンズがキャッチするってくだりがいつもあって、どんな軌道でも若干体制崩してでもちゃんとキャッチしてくれるから「(ありがとうー!)」って思ってた(誰?)

・ジャックとキャサリンが手をとりながら向かい合って踊るシーン、いつもすっごく楽しそう&少しだけきょもみゆが溢れ出てる感じがして大好きだった

・そして、ゆうみさんが宝塚を退団して以来、初のリフトが京本大我!!!ゆうみさんのファンの方がどう感じているかは分からないけど…ぶれることなく支える大我くんが見れて、個人的には超うれしい最ッ高って感じだった!!!!!

 

カーテンコール

そして、最後の最後に待ち受けるのがとんでも楽しいカーテンコール!大我くんの「ニュージーズ オブ トーキョー!!(オーサカー!)」を合図に、キャストさんのダンスと挨拶が始まるのですが、これまた凄い!二幕を全力で駆け抜けた直後なのに、びたーっと息のあった群舞が繰り広げられます。

・若干素に戻ったニュージーズたちがただただパフォーマンスを楽しむ姿を見られるカテコ、毎回めちゃくちゃ楽しみだった

・ニュージーズたちのダンス→2人挨拶→ダンス→2人挨拶…が永遠と続く時、手拍子→拍手→手拍子→拍手と、ものすごいスピードで手拍子と拍手を切り替える客席好き(ありえないくらい切り替わる感覚が短い)(終盤は慣れたお客さんが多くてプロだった)

・一通りニュージーズたちのダンス+挨拶が終わって一度はける時、舞台後方に全員で走っていく彼らが地声で「イェ〜〜〜イ!!」「フゥ〜〜〜〜!!!!」って言ってるのも好きだった。東宝界における男子高校生の青春だった

・軽快な音楽でキャストさんたちが挨拶をした後、一度静まってSantafeの壮大な音楽がスタート→舞台中央奥に京本大我登場→たくさんのキャストさんに見守られながら前方に移動して挨拶の流れ、何度見ても本当に本当にかっこよかった。こんなにもたくさんのキャストさんを大我くんは率いているんだって改めて感じる瞬間だった

 

取り留めない”まとめ”

正直、幕が開く前から出演者の方々が「これはすごい」「お客さんの前でやったらどうなっちゃうんだろう」とツイートしてて、ハードルがものすごく上がっていたんですよね。だからこそ、初日を迎えた時に「あぁ~…こんなものか…」とならないか心配で心配で…。でも、いざ観てみたら、想像の何倍も何十倍も素晴らしかった……。幕が開く前に「(大丈夫かな?チケット取りすぎたか?)」とまで考えた自分を笑いたくなるくらい良かったです。そう感じた理由を、つらつらと書いていきます。

全員が主役だった

大我くんの2年ぶりのお芝居が本当に本当に良かったというのもあるんですが、それ以上に驚いたのが、どこを観ても、誰を観ても、いつまでも、舞台から目が離せないということ。咲妃みゆさん、松岡広大さんをはじめとする主要キャストの皆さんはもちろん、ダンサーさん・アンサンブルさんたちのスキルがはちゃめちゃに高い(もはやダンサーさん・アンサンブルさんと呼ぶことすら違和感があって、このブログでもツイートでも『ニュージーズたち』って呼んでた)。舞台に限らず、映画でもドラマでも、どこか違和感のあるキャストさんがいると、そこが引っかかって話に集中できなかったり、ほんの少しだけ「うむ…」となってしまったりすると思うんですけど、そのストレスが全くありませんでした。

泣けてくるほどのエネルギーが詰まっていた

ニュージーズ後のインスタライブが終わった時にもツイートをしたんですけど、ニュージーズって明るい曲ほどなんだか胸が熱くなってジーンとすることが多かったんですよね。

キャストさんがお芝居やパフォーマンスにかける熱量と、一度の中止を乗り越え「悲願の初演」を果たしたと言う事実と…様々な要素が重なってのことだと思うのですが、本当に本当に幸せな体験をさせてもらえたなと感じます。

良い意味でストーリーが分かりやすい

2019年頃に映画版を見たきり、詳しい知識を入れずに初日を迎えたのですが話についていけなくなることが全くありませんでした。さすがディズニー。なぜこれを魅力的に感じたのかというと、舞台、中でもミュージカルは”途中で話についていけなくなる演目がまぁまぁある”と感じているからです。私自身、エリザベートを機にちょこちょこと観にいくようになったミュージカル初心者なのですが、いまだに「ん?今どうなってる?」「これはどの世界線?」となることがめちゃくちゃあります…。(必ずネタバレを見て予習してから行くようになったほど…)その点ニュージーズは、卸値が上がった→ストライキしよう→失敗した→もう一回、パワーアップした形でチャレンジしよう→成功だ!という単純なお話。所々突っ込みたくなるような演出はありますが、それもまた飽きさせないポイントになっていたなという気がします。

ジャック・ケリーがとても魅力的だった

最後の最後で至極単純な理由…。初日の幕が開いた時、大我くん演じるジャックがあまりにも男らしくてびっくりしたのですが、回を重ねるごとに、どこか孤独感や寂しさ、底抜けの優しさも感じるようになってきたんです。そして個人的な印象ですが、そんなジャックの姿に京本大我らしさや彼らしい先輩像、リーダー像みたいなものが重なる気がしました。そしたらもう、惹かれない理由なんてないですよね。(だって、外見は大我くん・中身も大我くんっぽい=ほぼ京本大我!!

 

もし今後もこの作品が続いていくとすれば、演じる役者さんによってジャックのリーダー像は変わっていくんだろうなと思います。おまけにキャサリンの強気な感じも変わっていきそうな予感がします(ゆうみキャサリンはストーリー終盤にいくにつれて姉御感が強まっていく印象)。

 

本音を言えばもう一度だけ、京本ジャックに会いたいですが…たとえ他の方に変わったとしても、また観に行きます。そう思えるほどニュージーズという作品自体が大好きになりました。そしてミュージカルのことも、もっと好きになりました。

 

ニュージーズカンパニーの皆さま、夢のような、幸せな、エネルギー溢れる1ヶ月半を、本当にありがとうございました!!!!

 

youtu.be

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